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2008年7月23日 (水)

スパムブログをつぶせ!

■ブログの12%がスパムブログ


いま書いている本のために、ブログの実態について調べていて当たったのが、総務庁の情報通信政策研究所による「ブログの実態に関する調査研究の結果」(2008年1月)というレポート。サーバが重くて、ダウンロードにやたら時間がかかったので、PDFファイルのURLではなく、調査研究報告書の目次ページにリンクしておきます。

【総務庁の情報通信政策研究所】調査研究報告書の目次ページ


■スパムブログとは


何をしてスパムブログというか?

この報告書の説明を引用します。
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【スパムブログの主な種類】

●ワードサラダ型

文章をフレーズ単位で機械的に組み合わせて自動生成している ブログ(記事)。文法的には正しいが、読者には意味がとおらない文章が掲載されている。

●キーワード抽出型

他ブログやニュースサイトなどから抽出した話題のキーワードを自動的に取得して生成するブログ(記事)。ブログのタイトルと内容が無関係で、広告ばかりが掲載されている。

●コピペ型

ニュースサイトの情報や他ブログの投稿等だけをコピーして作成されたブログ(記事)。

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■スパムブログ、不正アフィリエイターをつぶせ


スパムが増えると、本当に適切な内容の情報へのアクセスが妨げられてしまいます。


スパムブログの内容というか、目的は「販売誘導」が38.3%、「アフィリエイト収入」が17.1%、「アダルト、出会い系サイトへの誘導」が7.0%。

スパムブログがアフィリエイトの評判を落としていますが、スパムがあるからと言って、オンラインショップを悪だとは言わないように、アフィリエイト自体が悪であるわけではありません。

しかし、これだけアフィリエイト収入を目的としたスパムが増えれば、やはりアフィリエイトマーケティングの現場からも、スパム対策、不正アフィリエイター排除が必要でしょう。

2008年7月号の「日経ネットマーケティング」に掲載されていたリクルートの事例のように、そろそろ広告主の本気の取り組みも進んでいくでしょう。


政府、マスコミも少しずつ、スパム対策などに動き始めています。

不正が排除されて、適切なアフィリエイターに適切な収入が入るようになるよう、進んでいってほしいものですね。

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