2007年8月14日 (火)

レビュー情報満載サイト「TREview」規約改正

■TREviewがすばやい対応

前の日記で、ブログランキングサイト「TREview」の規約についての疑問を呈し、早急な対応を期待する旨、書いていましたが、すばやい対応がなされました。

レビュログ☆リターンズ」のNTTコミュニケーションズ「TREview トレビュー」利用規約改正へを読み、早速、規約を見に行ったところ、特に問題と考えていた部分が改正されました。

改正前
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会員は、本サービスサイト及び当社が運営するその他のWEBサイトの運営の目的に限り、対価の請求をすることなく、以下に定める権利を当社に対して許諾することを予め承諾します。なお、当該権利許諾は、会員が会員資格を喪失した後においても、有効に存続するものとします。
(1)本サービスサイトおよび当社が運営するその他のWEBサイトの画面において、会員が投稿した記事の全部又は一部を複製する権利、公衆送信する権利

改正後
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会員は、本サービスサイトに限り、対価の請求をすることなく、以下に定める権利を当社に対して許諾することを予め承諾します。
(1)本サービスサイトにおいて、ブログの題名及び概要説明、ブログ記事のタイトル、会員がトラックバックした送信情報の一部または全部を複製する権利、公衆送信する権利

ほっとしました。
TREview」以外のサイトでの利用条項と、「会員資格喪失後」に関する規定が削除されました。

■問題はミスすることではなく、その後の対応なのですから…TREviewに拍手!

既存メディアは印刷物などになって読み手の手元に届くまでに、二重、三重どころでないチェック体制があります。
特に商業的なものに関しては、非常に多くの人間によるチェックが行われています。

少し話がそれますが…わたしの専門分野である、厚労省チェックを受ける広告の制作においては、本当に多くのチェックがあるのですが、ネットではあまりに野放しであることが日々気になっています。アフィリエイトもさることながら、ドロップシッピングにおいてはさらに…

話を元に戻して…ネットの時代になり、即時性は生まれましたが、その代わりに失われたのが何重ものチェックです。ネットに慣れた人間にとっては、既存メディアや既存の会社の許可体制などは「遅い! 遅すぎる!」と感じるかもしれませんが、その遅さの中に、大事なチェックがありました。

そのチェック体制が浅くなったネットの世界の場合、早く出せる代わりに、過ちを正すにも速さは必須です。

今回、「TREview」はとても早い対応をしました。ミスはないにこしたことはありませんが、ミスは必ず起こるもの。その後の対応が速ければ、ミスする前より、むしろ好感度は上がります。

ネットショップなどでも、クレームが来た時、いかに早く、適切に対応するかが大事ですし、その対応次第で、むしろ人気をあげられるチャンスと心得たいものです。

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2007年8月12日 (日)

レビュー情報満載サイト「TREview」からお小遣いをいただいたものの…

■良質なレビューを広めるブログランキングサイト誕生

NTTコミュニケーションズがブログによるクチコミ情報やレビュー記事をランキング形式で紹介するブログランキングサイト「TREview」をスタートさせました。

正式スタートは8月9日(金)でしたが、いわば競合的立場の「MONO-PORTAL」が、「目指しているものが自分たちと同じ『良質なレビュー』を広めてゆく場にあるから」と、協力して、「MONO-PORTAL限定★『TREview(トレビュー)』先行登録スタート記念企画」を行いました。

MONO-PORTAL経由で、登録、トラックバックしたひとの中から、抽選で13名にVISAギフト券が当たるというもの。

わたしも応募、そして…なんと、「「VISAギフト券」10,000円×3名」のほうに当たったんです!

┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃◇◆ MONO-PORTAL限定★【TREview】先行登録スタート記念企画  ◆◇  ┃
┃                                                            ┃
┃      VISAギフト券10,000円分 ご当選おめでとうございます。               ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

↑↑↑
こんなメールが届きました\(^o^)/

うれしくて、早速、このサイトの紹介をっ!と思ったとき……

■ん!? この規約は…???

 「オレンジスカイのゆったりアフィリ★」の記事、「ブロガーの著作権とは。*トレビューで考える*」を、そして、そこからリンクをたどって、「レビュログ☆リターンズ」の「NTTコミュニケーションズのトラックバックセンター「TREview トレビュー」はブロガーの味方か」を読みました。

ショックでした。

わたしは母から「契約書は必ず隅々まできちんと読むこと」としつけられたので、ネットを使うようになってからも、何かに登録する場合には、必ず規約を読み、疑問があれば、Q&Aを調べ、納得してから入会するようにしていました。

ところが大体の規約は中身はほとんど同じ。だんだんと規約を斜め読みするようになっていました。
今回も、最初のほうだけ読んで、後半は読んでいませんでした。しかし、読まなかった部分にとても重要なことが書かれていました。

「TREview」の規約から引用
↓↓↓

会員は、本サービスサイト及び当社が運営するその他のWEBサイトの運営の目的に限り、対価の請求をすることなく、以下に定める権利を当社に対して許諾することを予め承諾します。なお、当該権利許諾は、会員が会員資格を喪失した後においても、有効に存続するものとします。
(1)本サービスサイトおよび当社が運営するその他のWEBサイトの画面において、会員が投稿した記事の全部又は一部を複製する権利、公衆送信する権利

規約を作った側の意図はわからないでもありません。

トラックバックセンターとは、登録会員がトラックバックした記事を表示することで成り立つサイトです。トラックバックする側も、自分のサイトへの訪問者誘導ができるメリットがある代わり、トラックバックセンターも他人の記事というふんどしをはいて、それで相撲を取るサイトです。その表示の権利を規約でしっかりうたっておきたかったのでしょう。

さらに、OCNのサイトなどにもその一部を反映したい…のでしょう。

しかし、いったん、このルールに同意すれば、NTTコミュニケーションは自社運営のサイトに好きなだけ登録会員のレビューを表示できることになります。会員が知らぬ間に、知らないサイトに表示される可能性もあります。

しかも、会員が会員をやめた後も、その権利をNTTコミュニケーションは持ち続けることになります。いったん会員登録したら、このルールに反発して、「やめますから、わたしのブログ記事の掲載はもうやめてください」と言う権利さえ失われてしまうのです。

実際、著作権法と併せ考えると、「レビュログ☆リターンズ」にも書かれているように、この規約を基に、NTTコミュニケーションズが無茶なことをすれば、規約のほうが著作権に負けるはずだとは思います。

それでも、やはり、自社の権利を守ることを優先するあまり、逆に他人の権利を侵すように読める規約を作ってしまい、自ら火種をまいてしまった感はあります。

■早急な対応を期待←早急に対応されました!

TREview」はレビュアー、ブロガーを適切に活用しようと考えたサイトだと思います。
事前に、それなりに勉強もしたはずです。

ネットでは、運営者に対して、問題提起されたときに、適切な対応をしなければ、炎上も起こりかねません。ブロガーは味方にすれば強力ですが、敵にすれば、さらに手ごわい相手。素早い対応が最も大事だということは、わかっているはずだと思います。

先にあげた、この問題に触れたブログを書かれたおふたりは、 ともに優秀なアフィリエイターであり、質の高いレビューを書くレビュアーでもあります。この問題について、とても冷静に書かれていますが、その影響力は大きいはずです。

TREview」では、「MONO-PORTAL」の主催者のひとりでもある和田亜希子さんが、トップページのサイドバーから行ける「今日からはじめるレビューブログ講座」を連載開始されてもいます。
いい志を持ったサイトだと思いますから、すばやく、適切な対応がされることを待ち望んでいます。
 
※この記事を書いた後、すばやい対応がなされました。
レビュー情報満載サイト「TREview」規約改正

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